契約書の作成・リーガルチェック
契約書の作成・リーガルチェックを弁護士に依頼すべき理由(メリット)
IT業界で用いられる契約書は、多種多様なものが存在します。
そして、これらの大部分が民法や商法で定められている契約類型に合致することは無いため、取引実情に合わせて創意工夫の契約条項を設ける必要があります。
ただ、創意工夫とはいっても、法令解釈や裁判例などによる限界があることはもちろん、取引慣行や業界内のローカルルール等にも考慮する必要があり、一方的に都合の良い契約条項を設けるだけでは、取引先にも嫌がられてしまい、そもそも取引自体が成立しません。
弁護士に契約書の作成・リーガルチェックを依頼した場合、法的に通用する契約条項に作り変えてもらえることは当然として、取引先とのパワーバランスや意向などを考慮したギリギリの取引条件を契約書に落とし込むことが可能となります。
これが、弁護士に依頼すべきメリットとなります。
対応(サポート)可能な契約書の作成・リーガルチェック類型
多種多様な契約書が存在しますが、例えば、
①製品に関する契約(システム開発契約書、WEB制作契約書、保守運用契約書、ソフトウェア・プログラムライセンス契約書など)
②人材に関する契約(協力会社・フリーランスとの業務委託契約書、在籍出向契約書など)
③情報処理に関する契約(秘密保持契約書、データ提供契約書、個人情報・パーソナルデータ取扱いに関する契約書など)
④その他(コンサルティング契約書、代理店契約書など)
などは、日常的に作成及びリーガルチェックを行っている契約書となります。
また、最近ではAI、メタバース、NFTなどの契約書の作成及びリーガルチェックについても対応実績があります。
なお、日本語以外での言語による利用規約については、対応しておりません。
よくある契約書の作成・リーガルチェックに関連するトラブル事例
システム開発契約などで多いのですが、契約書を取り交わした時期は、仕様などの詳細が未確定であるため、本来定めておかなければならない事項が契約書に明記されていないというパターンです。民法及び商法で一刀両断に解決することが難しいため、トラブルになると収拾がつかない事態に陥りがちです。
また、外来語や業界用語などをそのまま契約書に明記してしまったため、第三者からは一義的な解釈ができないというパターンもあります。トラブルとなった場合、双方が都合よく解釈し契約上の根拠ありと主張し合うことから、着地点が見いだせず難儀するという事態になりがちです。
さらに、意外と思われるかもしれませんが、当事者が認識していた内容と真逆のことが契約書に定められているというパターンがあります。営業担当者の説明内容と異なることを理由とした錯誤取消などの主張も考えられますが、認められる可能性が低いと言わざるを得ません。なぜ契約締結前に十分確認しなかったのかと悔やんでも悔やみきれない事態となります。
当事務所の契約書の作成・リーガルチェック業務における強み
当事務所はクライアント(顧問先)の約3分の1がIT業界に属しており、日常的にIT業界を前提にした契約書の作成やリーガルチェックを行っています。このため、業界慣行や取引実情などを加味した、より現場感覚に近い契約条項のご提案や落し所のご提案を行うことが可能と自負しています。
また、当事務所所属の弁護士は、ITにまつわる知識を積極的に取り入れ、法務視点で検討した場合の問題点の抽出や対処法などを意識的に研究しています。
したがって、IT業界の感覚が分かる弁護士であるというのが、当事務所の強みとなります。
法律相談サービス
サービス内容
対象となる契約書の内容に関する問題点を抽出し、修正方針など法的観点からのアドバイスを行うサービスです。
当事務所の特徴
①資料(契約書、契約書作成の前提となる取引内容を記したプレゼン資料など)を予め検討したうえで、法律相談に臨みます。
(但し、法律相談実施日の3営業日前までにご送付願います)
②法律相談実施後1ヶ月以内であれば、ご相談事項に関連する追加のご質問にも回答します。
(但し、メールによるお問い合わせに限定させて頂きます。)
ご利用者様が得られるメリット
契約書の作成及びチェックを行うに当たり、ご依頼者様自らが対応する必要がある事項と弁護士に任せたほうが良い事項との役割分担を行うことで、合理的な作業方針を定めることができます。
弁護士費用
1万5000円(税別)
契約書の作成及びリーガルチェック業務に関する具体例
契約書の作成
・新規取引先との商談がまとまった。
・必要となる利用規約を作成して欲しい。
【弁護士費用の目安】
8万円~
※取引内容に基づき予想される契約書作成のための作業量や難易度に応じて、弁護士費用の変動が生じます。
契約書のチェック
・当社なりに契約書案の作成を行った。
・必要十分な内容と言えるか、リーガルチェックを行って欲しい。
【弁護士費用の目安】
※チェック対象となる契約書のページ数、修正箇所の数および修正に要する作業時間、難易度等に応じて、弁護士費用の変動が生じます。
契約修正交渉の方針策定
・取引先に対して契約内容の修正依頼を行っているが、膠着状態となっている。
・取引先を説得するための交渉スキームを教えてほしい。
【弁護士費用の目安】
5万円~
※考え得る説得材料をご提案しますが、相手方が納得することまで保証するものではありません。
※打合せ頻度、修正箇所の数による作業時間、難易度などに応じて、弁護士費用の変動が生じます。