この結果、IT事業者はクラウドサービス提供者が押し付けたリスクを甘受せざるを得ない状況となるのですが、このリスクをユーザに転嫁するのか、自社で吸収するのか、保険等を利用してカバーするのかの判断を迫られることになります。
このような経営判断を適切に行うためにアドバイスを得られること、これが弁護士に依頼するメリットとなります。
なお、クラウドサービスを利用した場合に、クラウドサービス提供者の不具合によりシステムトラブル等が発生した場合、IT事業者としては自らが起こした不具合ではない以上、文句を言われる筋合いではないと考えがちですが、現実にはユーザよりクレームを受ける立場になります。こういったクレームに対して、上手に対応できるようにすることも弁護士に依頼するメリットとなります。
また、クラウドサービス提供側の問題に起因するユーザからのクレーム処理についても、ご対応可能な業務類型となります。
なお、クラウドサービス特有の問題という訳ではありませんが、不特定多数のユーザ利用が想定される場合、どうしてもIT事業者が想定していない使用目的・使用態様が発生し、場合によっては違法行為の助長に繋がってしまうこともあります。こういった場合の応急処置やビジネスモデルの変更などに関するアドバイス及びご提案なども、ご対応可能な業務類型となります。
クラウドサービス利用に際してよくあるトラブルですが、セキュリティ問題、バックアップ問題、外国のデータセンター利用問題、権利関係の規則問題、契約終了時のデータ移行問題などが代表的なものとなります。
また、トラブルと言ってよいのか分かりませんが、クラウドサービスの利用規約が一方的であり修正交渉に応じてもらえないこと、何か事が起こった場合のアフターフォローが不十分であること、突然サービス内容が変更されることなども、よく耳にする事例となります。
したがって、これらの業務経験を通じて得られた知見・ノウハウ等は相当数になるものと自負しています。
当事務所をご利用される皆様には、知見及びノウハウ等を踏まえたご提案及びご対応が可能であること、これは当事務所の強みとなります。
・サービスの合法性、予想される問題点の抽出と対処法、利用規約の作成などの業務をまとめて依頼したい。
弁護士費用30万円~
※検討対象となる事項、修正提案の難易度、利用規約作成のための作業量などに応じて、弁護士費用の変動が生じます。
・利用料の返金や逸失利益の補償などを要求してきているため、当社に代わって交渉を行って欲しい。
弁護士費用30万円~
※訴訟手続きによる対応の場合、別途費用が必要となります。
※ご相談者様が希望する解決方針、ご相談者様と相手方それぞれの主張の合理性、証拠の準備状況など作業量と難易度に応じて弁護士費用は変動します。
・相手方との交渉窓口になって欲しい。
弁護士費用30万円~
※訴訟手続きによる対応の場合、別途費用が必要となります。
※ご相談者様が希望する解決方針、ご相談者様と相手方それぞれの主張の合理性、証拠の準備状況など作業量と難易度に応じて弁護士費用は変動します。