IT業界における顧問弁護士サービス
IT業界
1.業種別の顧問弁護士の必要性(業界の状況)
IT業界は、大きく、
①プログラムやシステム開発などに代表される制作事業をメインにする場合と、
②ネット通販やプラットフォームサービスなどに代表されるオンライン事業をメインにする場合
の2つに分類することができます。
この点、①の制作事業においては、例えば、次のような課題があります。
・提供するサービスに応じた様々な契約書の作成が必要であるにもかかわらず、弁護士による必要十分なリーガルチェックが行き届いていないようです。この結果、実情に合わない契約書が横行し、いざトラブルとなった場合に何ら活用ができないという状況が生じています。
・事業を継続していく上で意識したい知的財産権の処理・取扱いについて、弁護士による適切なアドバイスが行き届いていないようです。この結果、取引先の言われるがままに知的財産権の処理・取扱いを受入れ、今後の事業展開に支障を来すという状況が生じています。
・従業員やフリーランスなどの人材活用について、弁護士より法改正・社会認識の変化等に応じた対応策の提案が行き届いていないようです。この結果、良かれと思った人材活用法が労働法違反と指摘され、莫大な賃金支払い負担を強いられたり、業務遂行方法の根本的な見直しを迫られるという状況が生じています。
一方、②のオンライン事業においては、例えば、次のような課題があります。
・実情に応じた利用規約を制定し、運用しなければならないにもかかわらず、弁護士による必要十分なリーガルチェックが行き届いていないようです。この結果、利用規約がトラブル解決に役立たないばかりか、事業者が想定していなかった負担を強いられるという状況が生じています。
・ユーザより取得した個人情報等の利活用について、法律以外にもエンドユーザの意識等を考慮した弁護士によるアドバイスが行き届いていないようです。この結果、想定外の社会的非難を浴びてしまい、個人情報等の利活用が頓挫することで事業活動に悪影響を及ぼす状況が生じています。
2.当事務所の強み
当事務所と顧問契約を締結して頂いている事業者様のうち、1/3程度がIT業界で活動されている事業者様となります。
このため、上記1.で記載したような課題については常日頃より対応しており、相当な知見とノウハウが蓄積されているものと自負しています。
3.対応可能なサポート内容
■顧問弁護士制度
毎月定額料金にて、事業者様からの経営課題(例えば、対外的には債権回収、取引先とのノウハウ等を含む知的財産権の帰属処理、個人情報の管理や取扱い対応など、対内的にはハラスメント対策や問題社員対応など)に関するご相談に回答すること、契約書の作成やリーガルチェックを行うこと、その他業界動向に応じた情報提供と改善策のご提案を行うことなどが中心となる法務サービスとなります。
なお、顧問契約を締結して頂いた場合、最優先かつ様々な連絡ツールを用いてご対応させていただきます。
■利用規約作成・運用アドバイスサービス(期間限定の定額料金サービス)
例えば、オンライン事業で用いる利用規約の作成及びリーガルチェックを行い、法的に問題のない利用規約に変更するサービスとなります。
なお、利用規約作成後において、利用規約の運用方法につきアドバイス等をご希望される事業者様には、別途延長サービスを追加していただくことも可能です。
■個別プロジェクト対応サービス(1ヶ月更新の定額料金サービス)
個別のプロジェクト、例えば、
①問題社員への対策につき常時弁護士よりアドバイスを受けることが可能な環境にしたい
②事業者が交渉窓口となるユーザ・取引先とのトラブル対応につき、弁護士より適宜後方支援を受けることが可能な環境にしたい
③社内で雛形として用いている契約書一式につき弁護士によるリーガルチェックと修正を行いたい
といった一定期間を要する個別案件・課題にご対応するサービスとなります。
4.料金表
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