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顧問契約について

顧問弁護士のメリット

①対外的にも対内的にも信用力が得られます

中小企業が弁護士と顧問契約を締結している例はまだまだ少ないのが実情です。逆に言えば、顧問弁護士が存在しているというだけで、銀行・取引先などの外部に対しても、また従業員などの内部に対しても、「この会社は法令を遵守しようとしている」とアピールできます。

②法務コストとリスクの削減ができます

顧問弁護士を雇い入れてもらう場合、１ヵ月当たりの顧問料は３～１０万円の範囲内で収まります。「顧問弁護士なんて入れたって、どうせお金だけ取って、何もしてくれないのでは？」と思われるかもしれませんが、定期的な面談や当事務所独自のチェックリストを使って、法務コンサルティングを実施しています。このような日常的な接触を通じて、リスクの顕在化防止に努めています。

③トラブルを未然に防止できます

「顧問弁護士＝いつでも会社に味方する弁護士が存在する」ということを内外に知らしめるだけでも、少なくとも相手方は、「下手なことはできない」と自制心が働きます。相手方の不合理な要求や横暴な態度を一定程度防ぐことが期待できます。

④時間の有効活用ができます

限りある時間について、中小企業の経営者であれば、一分一秒でも利益の出る活動に時間を費やしたいと考えるのは当然のことだと思います。法律問題に関する情報取得や活用方法を顧問弁護士にアウトソーシングしていただくことで、経営者は営業その他利益を生む活動に多くの時間を当てることが期待できます。

⑤早期に不安から解消されます

法律問題も当然ですが、人間「悩み」を抱え込んだ場合、できる限り短時間で解消されたいと思うのは当然のことです。顧問弁護士が存在することで、直ぐに遠慮（気兼ね）することなく、相談したり問い合わせたりすることができます。

顧問弁護士の活用方法

【活用方法１】契約書・通知書などは全件弁護士にチェックさせよう！

貴社の首を自ら締めつけない、ビジネスをより有利に進めるために契約書等をチェックさせることが、顧問弁護士活用の一例となります。

【活用方法２】紛争じゃなくても見通し・交渉戦術などを尋ねてみよう！

紛争になった場合はもちろん、紛争になっていなくても、例えば、少し反抗的な従業員への注意指導を行うに際して、どういった点を注意すればよいのか、言い返してきた場合にはどう切り返すか、どういった想定問答・フローチャートを意識しておけばよいのか等、スムーズに物事を進めるために事前に聞いておくことが、顧問弁護士活用の一例となります。

【活用方法３】「顧問弁護士がいる」と対外的に言ってみよう！

貴社と対峙する第三者（例えば、取引先、消費者、労働者など）は、「弁護士を相手にしなければならない」というだけで相当な精神的プレッシャーを受けています。円滑で正常なビジネス取引を行うために弁護士の名前を利用させてもらうことが、顧問弁護士活用の一例となります。

【活用方法４】家族、友人、知人、従業員にも利用してもらおう！

不安を抱えてしまうと、なかなか仕事に集中できないことは誰しも経験したことがあるかと思います。まず話を聞いてもらえる弁護士がいることで、進むべき道筋も見えてきますし、早期に不安から解放される効果もあります。業務に支障を来すことなく、仕事に精を出してもらうために、弁護士を紹介し利用してもらうことが顧問弁護士活用の一例となります。

【活用方法５】とにもかくにも、まずは声をかけてみよう！

顧問弁護士として籍を置かせてもらっている以上、私は、貴社のビジネスに少しでもお役に立ちたいと考えています。毎月の小冊子の発行やチェックリストの配布等を通じた情報の中で、少しでも気になったことがあれば一声かけてください。大きなリスク回避につながることもあります。こうした日常的な何気ないやり取りを通じて、事前予防ができることも顧問弁護士活用の一例となります。