【事例8 フランチャイズ契約の解消と競業禁止(加盟店側)】
フランチャイズに関する解決事例・実績
【事例8 フランチャイズ契約の解消と競業禁止(加盟店側)】
【お悩み事項】
フランチャイズに加盟したものの、本部からの経営指導等が一切なく、何のためにロイヤルティ等を支払っているのか分からない状態となっている。フランチャイズ契約を解約し、自ら事業を立ち上げてやっていきたいと考えているが、問題なく事が進むのか非常に不安である。
【こうやって解決しました!】
そもそも論として、フランチャイズ契約の解消をどういった根拠で行うのか(通常の中途解約手続きを進めるのか、本部の契約違反を根拠として進めるのか等)、解消ができたとしても、契約終了後の競業禁止義務についてどのように対処するのか等々、契約上の縛りがきつく、現状不利な状態であることを理解してもらうことから協議を進めました。
一方で、加盟店が不満に感じている内容をヒアリングし、その1つ1つについて本部の契約違反と言えるのか、契約違反と言えるとして契約を解除するだけの正当性を有するのかを検証しました。
大まかな方針を定めた上で、本部に対して申入れを行ったところ、当初は反発があったものの、1つ1つ検証した事実を指摘していくことで、本部も徐々に柔軟な対応に変化したことから、最終的にはフランチャイズ契約を合意解約し、一定の条件を付したうえで競業禁止義務を免除してもらうことで解決することができました。