したがって、社長の直感で労働問題・労使紛争に対処しがちなのですが、労働問題・労使紛争は法律問題であると同時に感情問題という側面を有します。このため、一歩対応を間違えると、労働者が反発し、感情面でしこりが残って解決を図れないという事態に陥りがちです。
このような事態を回避する解決法の1つとして、労働問題・労使紛争をアウトソーシングすることがあります。例えば、労働者に対して何かアクションを起こす場合、事前に弁護士に相談し、想定問答を含めたシミュレーションを立てることで労働問題・労使紛争の事前予防を図ることが可能となります。あるいは、労働者が何らかの不平不満をぶつけてきた場合、弁護士に相談し、今後の展開を予測したうえで対応方針を構築し、労働問題・労使紛争の拡大を防止することが可能となります。
上記のように、社長が手を回すことができない労務マネジメントの一部を弁護士に委託することで、労働問題・労使紛争を最小限に抑えることができること、これが弁護士に依頼するメリットとなります。
上記以外にも、外部労働組合(ユニオン)への対応、弁護士介入案件への対応、労働局へのあっせん申立て対応、裁判手続き(労働審判、仮処分、訴訟など)対応なども行っています。
三大労働トラブルと言われる、残業代、退職・解雇、ハラスメント問題はIT業界でも頻発しています。もっとも、IT業界では、これら三大労働トラブルの争われ方がやや異なります。例えば、残業代については、リモートワーク(テレワーク)が多いため、どの時間が労働時間に該当するかという点で紛争となりがちです。また、IT業界は転職率が高いため、退職に伴う引継ぎや競業禁止などで紛争となりがちです。さらに、IT業界は対人関係を築くのが苦手な人が多いようで、必ずしも違法とは言い難い言動であってもメンタルヘルス不調となる労働者が一定数存在し、その処遇について悩ましい問題となりがちです。
一方で、IT業界特有の労働問題・労使紛争があります。例えば、取引先での業務遂行が偽装請負と指摘される場合があること、フリーランス(個人事業主)との取引が法的には労働契約に該当する場合があること、カスハラを受けた労働者が会社に怒りの矛先を向けてくる場合があること、などが代表例です。
これらの経験と実績を活かすことで、当事務所をご利用される皆様に対し、損失拡大を食い止め、迅速な解決を図るための術をご提供できるのが、当事務所の強みとなります。
・支払うべき残業代の算定と、交渉を行ってほしい。
弁護士費用の目安35万円~
※訴訟外での交渉代理を前提とした費用となります。裁判手続き(労働審判、仮処分、訴訟)および労働局のあっせん手続きへの対応の場合、別途費用が生じます。
※労働組合との交渉を行う場合、別途費用が生じます。
※交渉の長期化することが予想される場合、残業代の算定に時間を要する場合(作業量が多い場合)など事情に応じて、弁護士費用の変動があります。
・元従業員との交渉を行ってほしい。
弁護士費用の目安30万円~
※訴訟外での交渉代理を前提とした費用となります。裁判手続き(労働審判、仮処分、訴訟)および労働局のあっせん手続きへの対応の場合、別途費用が生じます。
※労働組合との交渉を行う場合、別途費用が生じます。
※交渉の長期化することが予想される場合、残業代の算定に時間を要する場合(作業量が多い場合)など事情に応じて、弁護士費用の変動があります。
・今後どのような対応を行えばよいのか、継続的な相談に乗ってほしい。
弁護士費用の目安毎月5万円~×対応期間
※メンタルヘルス不調者に対するプロジェクト案件として、ご対応します。
※期間内はご相談回数に制限はありません。
※弁護士がメンタルヘルス不調者と直接交渉することは想定されていません。